【Trend Check】過去100年間のメイクトレンドの驚くべき変化 トレンドチェック views:858 過去 100 年に渡ってどんなメイクが流行ったのでしょうか?振り返ってみると、メイクは世の中の景気や文化の流行と強く結びついており、女性の化粧から社会の移り変わりが読み取れると言われるほどです。今回は過去 100 年間の歴史の変遷をおさらいしながらメイクトレンドを振り返りましょう。 1920年代大胆なメイクが流行 20 年代は代表的なが舞台に登場した時代。細く垂れ下がった眉毛にコールアイライナーが特徴。また、女性の社会進出に伴い、20 年代までは水商売の象徴と捉えられていた口紅のひき方に人気が集まりました。 1929年世界経済危機(大恐慌) 1930年代保守的なヘアメイクに 大恐慌時代には控え目なグレーのライナーが流行。その中で、目元をさらに優しく見せるグレタ・ガルボが広めたイブニングメイクが主流に。 1939 年第二次世界大戦開始 1940年代カジュアルメイクに変化 第二次大戦の戦時下、女性は「後方支援」で現場の労働力として求められた。40 年代のメイクと言えば、強さを示すためのくっきりと描いた眉毛と赤い口紅が特徴。一方、シャドウとライナーは控えめでナチュラルに近い。 第二次世界大戦終結 1950年代ヘアメイクに女性らしさが回帰 戦争が終わり、ヘアメイクにも女性らしさが見られ始める。太い眉毛と赤いリップは40 年代から引き継がれ、さらに 50 年代に活躍したマリリン・モンローやオードリー・ヘプバーンから広がったはっきりとした2 重まぶたに優しげなウインクライナーで仕上げたキャットアイメイクが誕生! 戦後の経済成長期 1960年代ヘアメイクがかつてないほど自由に 定番の赤い口紅は淡いピンクに変化。代わりに、アイメイクが命に!カラフルなアイシャドウに「付けまつ毛」や「2 重アイライン」が特徴。目をパッチリに見せる大人ガーリーの「ドーリーメイク」が一世を風靡。 反戦運動や急激な工業化に対する反戦ブーム 1970年代退廃的なメイクが主流に ヒッピーのディスコルックが主流になり、クリーミーなシャドウにコールライナーが定番化。パンクの流行で 60 年代の吊り上がったキャットアイから目の下にシャドウを入れたタレ目が流行り、それに合わせて大胆な形のアイラインが流行。陶器のような肌が美の基準だった時代が終わり、Farrah Fawcett( ファラ・フォーセット ) などが取り入れた健康的な印象の自然な小麦肌が大流行。 バブル経済 1980年代色遣いが鮮やかに ダイアナ・ロスなどの影響で赤リップやビビッドなホットピンクをはじめとする色鮮やかなアイシャドウにしっかりと発色するチークを合わせたディスコメイクが流行。 1990年代ソフトな印象に 白っぽいグリッターが入ったブルーやピンクのパステルアイシャドウが流行。この頃から空前の細眉ブームが到来し、80 年代に流行した太めの眉とは正反対の極細のアーチ眉が人気に。そのほかにも、ケイト・モスをはじめとするスーパーモデルたちが取り入れたヌーディーなモードメイクも人気も集めた。 バブル崩壊 2000年代ヌーディーメイクに変化 90 年代までにトレンドになったカラフルなメイクとは異なり、この時代はヌードカラーを基調としたカラーレスなメイクが人気に!キャンディカラーのアイシャドウとリップ、また、唇のツヤを出すグロッシーリップが流行に。そのほかにも目を囲んだスモーキーなアイメイクもトレンドになった。 眉毛とリップのトレンドは 経済にも連動している!? アメリカから世界に経済危機が広がった 30 年代、公害問題の表面化や反戦運動の拡大、石油ショックが起きた70年代、平成不況に突入した90年代後期~2000年代初期と不安定な時代には細い眉が流行しました。これに対し、戦後の高度経済成長期の50~60年代、バブル景気に沸いた80年代~90年代初期には太い眉が流行しました。眉毛だけではなく、景気が良くなると、真っ赤なリップも復活する傾向があるそうです。近年、日本では現在 80 年代を彷彿とさせる太眉&赤リップが流行っているため、これは経済が良くなっている兆しかも .. ?!