聖夜の雑学コーナー「クリスマス特集♪」

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六本木のとある人気アイリッシュBAR で働くカリスマバーテンダー聖夜( セイヤ)。夜のベールに包まれ、年齢は?と聞かれたら30 代前半と濁して答えてN 年が経った( 一体何歳? )。シェイカーに甘美なリキッドと氷を入れて派手なリズムで振りながら、数々の女性の悩み相談を受けます。

Profile
【名前】聖夜
【年齢】 秘密(小室哲哉ファミリー全盛期が俺の青春)
【生年月日】クリスマスイブ
【特技】モテる事、断捨離
【最近のマイブーム】整理整頓

クリスマスの季節が訪れました。
毎年、六本木はクリスマスのイルミネーションで幻想的な街並みに大変身。
僕もクリスマスの装飾でバーを飾り、サンタの
帽子をかぶって、お客さんを迎えています。

12 月は僕の誕生日です。

 たくさんのお客様に囲まれ、
誕生日の歌を聴きながら、 

揺れるキャンドルが付いた
ケーキが出てきたその瞬間、
感激して思わず泣いてしまいました。

僕がクリスマスイブ生まれ
ということもあり、話の流れでクリスマスについてお客さんと語り合うことが多いんですが、
意外と知られていない事実が沢山!

🎄クリスマスの由来は?🎄

ミトラ教は5世紀ころに消滅しましたが、12 月 25 日に行う盛大なお祭りとして、
プレゼントを贈り合ったり、ご馳走を食べたりする習慣は残り、後にキリスト教に吸収された
という説が有力視されてるようです。
もともとローマで行われていたお祭に、紀元 4・5 世紀ころ、イエスの誕生を祝うという意味が付け加えられ、
次第に民衆に受け入れられ、クリスマスのミサの日として定着していったようです。

12 月 25 日は、イエスの誕生日ではなく、太陽神の誕生の日とされた日です。

新約聖書の記載によると、キリストが生まれた年は西暦 1 年です。
誕生日はいつか聖書に記録がありません。
当時ユダヤの法律では誕生日は記録しなかったそうで、
イエスの誕生日は不明のままです。
実は、クリスマスはイエスの降誕を祝う日で、誕生日を祝う日ではありません。

クリスマスイブ ( 聖夜 ) の正しい意味
イブの意味:イブニング(晩)

英語は Christmas Evening、クリスマスの晩という意味で、クリスマス・イブはクリスマスの前の日の夜、
というイメージを持ってる人が多いのではないでしょうか。
正確なクリスマスイブの時間帯は、
24 日の夕方 4 時過ぎ頃から夜 11 時頃までの6 ~7時間です。

僕がトナカイを嫌いな理由…😢

誕生日とクリスマスが
被ってる僕にはプレゼントは両方もらいたかったのに、いつも誕生日プレゼントしかもらえなかったりして……。
お母さんに聞いたら、トナカイが
疲れ果ててストライキしてるから
クリスマスプレゼントを僕のおうちに運んで
来れないと言われました。( 涙 )
僕のお母さんは天才ですね……。

意外にもクリスマスの起源は「ギリシャ」 ではなく、「ペルシャ」
つまり中東の宗教と大きな関わりを持つようです。
ゲルマン人の土着信仰、トルコで語り継がれた寓話、
アメリカ原住民にまつわる逸話を由来に持つなど……。
文明は源を辿るほど繋がりを感じます。
我々人類は元々兄弟なんです!

それぞれの由来の秘密♪

トナカイの由来※1

トナカイがサンタのソリを引くという話は、
19 世紀に出版された
「聖ニコラスの訪問」という本が出典元のようです。
どうしてトナカイじゃないといけないのか?
そしてサンタさんがどうしてトナカイにソリを引かせるのか、この本には書かれてないようなので僕にも分かりません。
※1 1822 年発表 Clement Clarke Moore の詩 “The Night Before Christmas”

 

 

サンタクロースの由来※2

今から 1700 年ほど前のトルコにいたキリスト教の聖人
ニコラウスがサンタクロースのイメージの元となった説が有力です。聖ニコラウスはとても慈悲
深い人物で、沢山の逸話が語り継がれています。
聖ニコラウスが貧苦に喘ぐ家庭の窓に金貨を投げ入れたというエピソードがあり、その金貨がたまたま暖炉にかかっていた靴下に入ったそうです。「クリスマスプレゼントは靴下に入れる」という風習がこの伝説から生まれたんですね。なんて暖かい話!
※2 National Geographic 誌 2018 年 12 月 25 日発表<From St. Nicholas to Santa Claus: the surprisingorigins of Kris Kringle>作者 Brian HandwerkChristmas”

クリスマスツリーの由来※3

クリスマスツリーは、古代ゲルマン民族の土着信仰に起源すると言われています。
極寒地域の北ヨーロッパに住んでいたゲルマン民族は、寒さに強い樫の木を「永遠の象徴」として崇拝し、冬至の伝統祭り「ユール」を開催していました。樫の木を飾り、たき火を囲んでご馳走を楽しんでいたようです。後にキリスト教が伝わり、改宗させる為に土着信仰の
シンボルである樫の木を切り倒し、代わりにモミの木
を広めたそうです。お祭りには木を飾るというゲル
マン人の風習が生き残り、15 世紀ごろ、モミの木を
クリスマスにツリーとして飾ることが普及しました。
※3 1 オーストラリア放送協会 (ABC NEW) 2016 年 12 月 19 日発表<The
Christmas tree: From pagan origins and Christian symbolism to secular status>
作者:Penny Travers

七面鳥の由来※4

ヨーロッパではもともとクリスマスに
七面鳥ではなく、ガチョウを食べていたそうです。新
大陸の開拓のために渡米したヨーロッパのパイオニア
達が食べ物に困り飢えに苦しんでいた時、アメリカの
原住民であるインディアンから七面鳥の施しを受けた
エピソードがあります。感謝のシンボルとなった七面
鳥は、プロテスタントを信仰するパイオニア達の間で
転じてキリスト降誕への感謝を表すためにクリスマス
のご馳走になったという説があります。
※4 イギリスのオンライン新聞 INDEPENDENT 2016 年
12 月 16 日発表<THE HISTORY OF CHRISTMAS TURKEYS>
作者 Rebecca Earle

 

Have a great Christmas(良いクリスマスを) ♪

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