台湾の特殊なベジタリアン定義※3
台湾においてベジタリアンは
「台湾素食」と呼ばれています。
食べる範囲に応じて5つに分類され、
それぞれ以下のように台湾政府によって
定義されています。
1,全素・純素(チュエンスー):
純粋な植物性食品のみを摂取。
5 種類の植物性香辛料
(ネギ、ニンニク、ニラ、ラッキョウ、
タマネギ)は摂取しない。
2,蛋素(ダンスー):
全素・純素に加えて、
卵製品を摂取。
3,䑊素(ナイス―):
全素・純素に加えて、
乳製品を摂取。
4,䑊蛋素(ナイダンス―):
全素・純素に加えて、
卵製品・乳製品を摂取。
5,植物五辛素(ジーウーウーシンスー):
純粋な植物性食品はもちろん、
5 種類の植物性香辛料や乳・卵なども
摂取します。
5 種類の植物性香辛料
「ラッキョウ、ニラ、ニンニク、
イトネギ、ネギ」など味が強い
野菜を食べてはいけないという
背景は五行という思想にあります。
五行では、この世の中ではあらゆるものが
お互いに生み出し合い、
また滅ぼし合う性質があるとされているため、
修行をしている人は、食べない方がいい
と考えられています。※4