私たちは何かひとつの物事に集中するとき、
予想していない変化や情報を
見落としやすい傾向にある。
この事象は、1999年にハーバード大学で
行われた「見えないゴリラの実験」によって、
証明されました。
まず、被験者は、白いシャツを着た人と
黒いシャツを着た人が
バスケットボールをパスする短いビデオ
映像を見せられ、
白いシャツを着た人のパスの
回数を数えるよう指示がされました。
その映像にはゴリラが現場を通過し、
ドラミングまでする様子が映っていました。
しかし、パスの回数を数えることに
熱中するあまり、
実験後なんと42%もの人が
ゴリラの存在に気が付かなかったことが
判明したのです。