【比較文化のコーナー】日本 vs フランス美意識対決

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名前:J
血液型:大陸のA型
夢:宇宙旅行、比較文化論の人気 ブロガーになること
特技:マルチリンガル (フランス語が下手)

『セパルフェ・セレクト』スタッフのJ(ジェー)です。

セパルフェ(Ce’Parfait)はフランス語で“C’est parfait (パーフェクトだね)”を略した造語です。

2014年にリリースしたノンケミカル&フリー処方のセパルフェコスメシリーズは、「無造作でナチュラル志向」のフランス流美意識の影響があったからです。

今回はフランス人の美意識にまつわる「あるある」についてご紹介します。

パリに住んでいたと言うとよく“パリジェンヌっておしゃれなんでしょ~?”なんて聞かれます。パリと言っても中に歩いている人たちの7割は観光客、出会う2~3割の地元民の中でもファッションに関わっている「業界人」が多いわけです。

 

 

私が暮らしていたPorte d’Italie(ポルト・ディタリ駅)という地域での経験からすると、センスをとりいれるのは日本人の方がうまい気がします。ラグジュアリーブランドを大紙面で取り上げる日本のファッション誌は、パリジェンヌに憧れる日本女性を生み続けていると言えるでしょう。

このエリアにチャイナタウンがあるため、美味しいアジアンレストランが密集しています。毎日フランス料理はさすがに重くて食べれない方にはおすすめの地域♪

何を美しいとするかの感覚、センシュアルを受ける感性は、国によって異なります。フランスと日本 ー 互いの国の文化は、それぞれ異なる美意識を持っています。どちらが正しいといった優劣の話ではない。がゆえにこそ、互いの「ズレ」を感じ、受け入れることで美のセンサーはより高感度になります。

どんな物よりも、何よりも、“美意識”を1番大事にしているフランス人「おしゃれをおろかにする客はカフェやレストランの窓際席に案内してもらえない」という噂があるほど、美へのこだわりがすごいです。

すべての物事に関して「美しいかどうか」を基準に考えるほど徹底しています 例:建物は”皆が同じ色の屋根”を求められます。 パリは基本“グレー”、ブルターニュ地方は“”、プロヴァンスは”オレンジ”と決まっています なので、例えば自分の家だけを北欧風にしたくても、街並みの美しさを保つため市から申請許可が下りません。街全体が統一された色彩基調であることが、街が美しく見える理由でもあります。

 Paris 

 Bretagne 

 Provence 

フランス人と日本人の間にある「美意識」や感性のズレ

 Différent『ディフェラン』という概念 

フランス人にとって、自分が身に着けている指輪やスカーフについて「C’est Différent(ユニークだね)」と言われるのは最高の褒め言葉です。「自分は自分、人は人、違っていて当たり前」!という考え方なので「他人と同じ」であることをとても嫌がります。

 『個性』を何より大切に 

「他人との違い(ディフェラン)=個性」!「個性」を何より大切にする考えは幼い頃から植え付けられ、「個人主義」とも見られがちな文化性格は美意識の隅々にまで反映しています。

 synchronism『同調性』という文化 

日本人の強みは「協調性」、弱みは「同調性」と言われます。集団社会で助け合うという意味の「協調性」と違い、周りに合わせる、目上の人に合わせることを求められる「同調性」という文化が、身だしなみ(ファッション)にも影響しています。

 『出る杭は打たれる』説 

日本には「出る杭は打たれる」ということわざがあるように、人より目立つことを良しとしない文化がいまだ根強く残っています。集団での「和」を美学とする日本人にとって、他人と違い過ぎるファッションは苦手とされています。

 

『欠点』をあえてさらけだす!

「欠点も個性の1つ」!他人との違いはたとえ「欠点」であっても自分の商標にしてさらけだす!それが魅力!女優のヴァネッサ・パラディやブリジット・バルドーは、すきっ歯をまさに自分のトレードマークとしています。

 Vanessa Paradis 

 Brigitte Bardot 

この自信あふれる美意識がフランス人が他国民とは異なる不思議な魅力を持つ理由なのでしょう。

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